2級生産の基本 レッスン3

安全衛生とKYT

ヒヤリハット・ハインリッヒの法則・KYT(危険予知訓練)

安全衛生の基本

「安全はすべてに優先する」が製造業の鉄則です。災害は、不安全な行動と不安全な状態が重なったときに発生します。

設備の自主保全活動においても、安全確保は最優先事項です。

重要な概念

ハインリッヒの法則(1:29:300)
1件の重大災害の背後には、29件の軽傷事故、300件のヒヤリハットが存在するという経験則。
ヒヤリハット
事故には至らなかったが、ヒヤリとした・ハッとした出来事。重大事故の予兆として記録・分析する。
KYT(危険予知訓練)
作業前に潜む危険を予知し、対策を立てる訓練。指差呼称と組み合わせて実施。
指差呼称
対象を指差し、声に出して確認する動作。エラー率を約1/6に低減できる。

KYTの4ラウンド法

KYTは以下の4ステップで進めます。

  1. 1現状把握 — 「どんな危険が潜んでいるか?」
  2. 2本質追究 — 「これが危険のポイントだ」
  3. 3対策樹立 — 「あなたならどうする?」
  4. 4目標設定 — 「私たちはこうする!」

労働災害の主な原因

不安全な状態(設備の欠陥、防護不備)と不安全な行動(保護具不着用、近道行為、確認不足)の重なりが災害を生みます。両面から対策が必要です。

理解度チェック

確認クイズ

Q1.ハインリッヒの法則の比率はどれですか?

Q2.指差呼称の効果として正しいのはどれですか?

Q3.KYT 4ラウンド法の最初のステップはどれですか?