2級生産の基本 レッスン1
TPMとは
Total Productive Maintenance(全員参加の生産保全)の概要
TPM(Total Productive Maintenance)とは
TPMは「全員参加の生産保全」と訳される、製造現場の体質改善を目指す日本発祥の活動です。1971年に日本プラントメンテナンス協会(JIPM)が提唱しました。
単なる設備保全活動ではなく、経営者から現場オペレーターまで全員が参加し、ロスをゼロに近づけることで、生産システムの効率を極限まで高めることを目指します。
TPMの5つの目標(ゼロを目指す)
- ●故障ゼロ — 設備が止まらない
- ●不良ゼロ — 不良品を作らない
- ●災害ゼロ — けがをしない
- ●ロスゼロ — あらゆる無駄をなくす
- ●クレームゼロ — お客様の不満をなくす
TPMで重要な3つのコンセプト
- 全員参加
- 経営層から現場まで階層横断で活動する。
- 予防の思想
- 問題が起きてから直すのではなく、起こさない仕組みを作る。
- 現場・現物・現実(3現主義)
- 机上ではなく、実際の現場で実物を見て判断する。
TPMの「P」は2つの意味
TPMの「P」は当初Productive(生産的)の頭文字でしたが、Perfect(完璧な)の意味も含むように発展しました。設備中心の保全(PM)から、生産システム全体の最適化(TPM)へと進化したと覚えましょう。
理解度チェック
確認クイズ
Q1.TPMの正式名称はどれですか?
Q2.TPMを提唱した団体はどれですか?
Q3.TPMが目指す「ゼロ」に含まれないものはどれですか?
Q4.TPMの「3現主義」が示すのはどれですか?