ステップの位置づけ
自主保全7ステップの第6・第7は「総仕上げ」の段階です。第1〜5で設備本体の劣化を防ぐ力をつけ、第6で活動範囲を設備周辺(型・治工具・搬送・物流・在庫など)へ広げ、第7で目標を持って自分たちで管理を回し続ける状態(自主管理)に到達します。
第6・第7ステップの内容
- 第6ステップ:標準化
- 清掃・点検・給油だけでなく、型・治工具・金型の管理、現場の在庫・仕掛・搬送・段取り作業などの『周辺業務』にも標準(ルール)を作り、管理対象を広げる。職場の役割と責任を明確にする段階。
- 第7ステップ:自主管理の徹底
- 全社・部門の方針や目標を自分の職場の目標に展開し、改善を継続的に回す。記録の活用(MTBF分析・故障台帳)で次の改善テーマを自ら見つけ、PDCAを自走させる最終段階。
自主保全7ステップ全体(おさらい)
| ステップ | 名称 | ねらい |
|---|---|---|
| 1 | 初期清掃 | 清掃=点検。微欠陥を顕在化 |
| 2 | 発生源・困難箇所対策 | 汚れの源を断ち、清掃・点検を楽にする |
| 3 | 自主保全仮基準の作成 | 守れる暫定基準(清掃・点検・給油)を作る |
| 4 | 総点検 | 設備の構造・機能を学び点検技能を高める |
| 5 | 自主点検 | 仮基準を磨き自主点検基準書を確立 |
| 6 | 標準化 | 周辺業務(型・治工具・物流等)も含め標準化 |
| 7 | 自主管理の徹底 | 目標管理・記録活用でPDCAを自走させる |
間違えやすい点
「標準化(第6)」は“設備の点検基準を作ること”だけを指すのではありません。それは主に第3・第5でやります。第6は型・治工具・在庫・搬送など『周辺の管理対象』にまで標準を広げる段階だ、という違いを押さえること。
理解度チェック
確認クイズ
Q1.自主保全 第6ステップ「標準化」で新たに管理対象に加わるのは主に何ですか?
Q2.自主保全 第7ステップ「自主管理の徹底」の特徴は?
Q3.自主保全7ステップの順序として正しいのは?