ライン編成効率とは
複数の工程を直列につないだラインでは、各工程の作業時間がバラバラだと、速い工程が遅い工程(ボトルネック=ネック工程)の完了を待つ「手待ち」が発生します。この手待ちの大きさを表すのがバランスロスで、その裏返しが「ライン編成効率」です。
ライン編成効率の計算
ライン編成効率 = 各工程の作業時間の合計 ÷(最も遅い工程の時間 × 工程数)× 100 バランスロス率 = 100% − ライン編成効率 【例】4工程の作業時間が 8, 6, 10, 6(分) 合計 = 30、ネック工程 = 10、工程数 = 4 編成効率 = 30 ÷(10 × 4)×100 = 75% バランスロス = 25%(= 待ちが全体の1/4)
関連用語
- サイクルタイム(C/T)
- 1個(1台)を産み出す間隔。ラインではネック工程の時間で決まる。
- ピッチタイム(タクトタイム)
- 稼働時間 ÷ 必要生産数。客の需要に合わせて1個作るべき時間。
- ネック工程(ボトルネック)
- 最も時間がかかる工程。ライン全体の能力を律速する。
- バランスロス
- ネック工程に合わせることで生じる、他工程の手待ち時間の合計。
編成効率を上げる改善
- ●ネック工程の作業を分割し、余裕のある工程へ移す(作業の再配分)
- ●ネック工程そのものをカイゼン(治具・自動化・段取り短縮)で短縮する
- ●応援・多能工化でネック工程に人を集中させる
- ●工程の順序入れ替え・合体・分離(ECRSの原則)
- ●ライン分割・並列化でネックを解消する
間違えやすい点
ライン全体の生産能力は「全工程の平均」ではなく「最も遅いネック工程」で決まります。ネック以外の工程をいくら速くしても全体の出来高は増えません。改善はまずネック工程に集中させること。
理解度チェック
確認クイズ
Q1.ライン全体の生産能力を決めるのは?
Q2.3工程の作業時間が 5, 8, 5(分)のとき、ライン編成効率は?
Q3.バランスロスを減らす改善として適切でないものは?