2級自主保全活動 レッスン5

目で見る管理

合いマーク・油面計・温度ラベルなど、異常をひと目で分かるようにする工夫

出題範囲目で見る管理(見える化)詳細

目で見る管理(見える化)とは

「目で見る管理」とは、正常か異常かを“誰でも・ひと目で・瞬時に”判断できるようにする工夫のことです。専門知識がなくても、見ただけで「ここがおかしい」と分かれば、異常の早期発見・初期対応につながります。自主保全活動では、点検をしやすくし、異常を放置しないための重要な手段です。

代表的な「目で見る管理」の道具立て

合いマーク(合マーク)
ボルト・ナットや配管フランジに、締まった位置を示す線を本体とまたいで引く。線がずれていれば緩みが分かる。
油面計(オイルレベルゲージ)の上限・下限線
適正な油量の範囲を線や色で示す。範囲外なら補給または抜き取りが必要と分かる。
圧力計・温度計のOK範囲表示
メーターの正常範囲を緑、注意・異常範囲を黄・赤で色分けし、針の位置でひと目で判定できるようにする。
温度ラベル(サーモラベル)
一定温度を超えると色が変わるシール。ベアリングやモータに貼り、過熱を見える化する。
回転方向・流れ方向の矢印
モータの回転方向や配管内の流れ方向を矢印で表示し、誤接続・逆転を防ぐ。
開閉表示(バルブの開・閉札)
バルブやスイッチに「開」「閉」「使用中」などの札・色を付け、状態を明確にする。

うまく機能させるためのコツ

  • 「正常な状態」を先に決めてから表示する(基準がないと見える化できない)
  • 離れた場所からでも見える大きさ・色にする
  • 汚れや経年で消えないよう、定期的に書き直し・貼り替えをする
  • 表示が異常を示したときに「誰が・何をするか」までセットで決めておく

ポイント

合いマークは、増締め点検と相性が抜群です。マークがずれている=緩んでいる、なので、増締めしたら線を引き直しておけば、次回は見るだけで点検が完了します。

理解度チェック

確認クイズ

Q1.ボルト・ナットの緩みをひと目で分かるようにするための「目で見る管理」はどれか。

Q2.「目で見る管理」を成立させる前提として最も重要なものはどれか。