QCストーリーとは
QCストーリーは、問題解決・改善を「思いつき」ではなく決まった手順で進めるための型(ストーリー)です。サークル活動の発表もこの流れにそって行います。各ステップで事実とデータにもとづいて考え、PDCAを一周させるイメージです。
改善の8ステップ(問題解決型QCストーリー)
- 1テーマの選定 … 困りごとを洗い出し、重要度・効果・実現性から取り組むテーマを決める。
- 2現状の把握 … 事実・データで「どこが・どれくらい・いつ」悪いのかをつかむ(層別・パレート図)。
- 3目標の設定 … 「何を・いつまでに・どこまで」改善するかを数値で決める。
- 4活動計画の作成 … 誰が・いつ・何をやるかのスケジュールを立てる(4W1Hなど)。
- 5要因の解析 … なぜそうなるのか原因を追究する(特性要因図、なぜなぜ分析、PM分析など)。
- 6対策の検討と実施 … 真因に対する対策を考え、実行する。
- 7効果の確認 … 対策前後をデータで比べ、目標を達成できたか確かめる。だめなら要因解析へ戻る。
- 8標準化と管理の定着(+反省と今後の計画) … うまくいった対策を標準(手順書・条件)にし、維持するしくみを作る。残った課題と次のテーマも整理する。
8ステップとPDCAの対応
| PDCA | 対応するステップ |
|---|---|
| Plan(計画) | 1テーマ選定 / 2現状把握 / 3目標設定 / 4活動計画 / 5要因解析 |
| Do(実施) | 6対策の検討と実施 |
| Check(確認) | 7効果の確認 |
| Act(処置) | 8標準化と定着(+反省・今後の計画) |
注意
「現状把握」をデータで行わずに、いきなり対策(ステップ6)から始めるのは失敗のもとです。事実を数値でつかんでいないと、的外れな対策をして「やったのに効果が出ない」ことになります。
理解度チェック
確認クイズ
Q1.問題解決型QCストーリーで、「要因の解析」の次に来るステップはどれか。
Q2.QCストーリーで「効果の確認(ステップ7)」が目標未達だった場合、基本的にどうするか。
Q3.QCストーリーの最後(ステップ8)で行うことはどれか。