2級ロスと効率化 レッスン7

設備総合効率の計算演習

時間稼働率×性能稼働率×良品率を、数値例で実際に計算してみる

出題範囲設備総合効率(OEE)の計算詳細

設備総合効率(OEE)の式

設備総合効率 = 時間稼働率 × 性能稼働率 × 良品率

・時間稼働率 = 稼働時間 ÷ 負荷時間 =(負荷時間 − 停止時間)÷ 負荷時間
・性能稼働率 =(基準サイクルタイム × 加工数量)÷ 稼働時間
・良品率 = 良品数 ÷ 加工数量 =(加工数量 − 不良数)÷ 加工数量

例題:次の1日の設備総合効率を求める

  1. 1負荷時間 = 480 分(8時間)。このうち故障・段取りで合計 80 分停止した。
  2. 2→ 稼働時間 = 480 − 80 = 400 分。時間稼働率 = 400 ÷ 480 ≒ 0.833(83.3%)。
  3. 3基準サイクルタイム = 0.5 分/個、その日の加工数量 = 600 個。
  4. 4→ 性能稼働率 =(0.5 × 600)÷ 400 = 300 ÷ 400 = 0.75(75%)。
  5. 5加工した 600 個のうち不良が 30 個あった。良品 = 570 個。
  6. 6→ 良品率 = 570 ÷ 600 = 0.95(95%)。
  7. 7設備総合効率 = 0.833 × 0.75 × 0.95 ≒ 0.593 → 約 59%。

計算結果のまとめ

指標計算結果
時間稼働率(480−80) ÷ 480約 83.3 %
性能稼働率(0.5×600) ÷ 40075 %
良品率570 ÷ 60095 %
設備総合効率0.833 × 0.75 × 0.95約 59 %

ポイント

3つの率はすべて「割合(0〜1)」で出してから掛け合わせます。1つでも低い率があると全体が大きく下がるため(この例では性能稼働率75%が足を引っ張っている)、最も低い率=最大の改善余地と考えると効果的です。

理解度チェック

確認クイズ

Q1.負荷時間450分、停止時間50分のとき、時間稼働率はおよそいくらか。

Q2.時間稼働率0.90、性能稼働率0.80、良品率0.95のとき、設備総合効率はおよそいくらか。

Q3.設備総合効率を効率よく上げるための着眼点として最も適切なものはどれか。